9月4日
2007-09-05


 先週の土曜に私のPO馬である、ダイワアンリが勝った。正直さほど大きな期待はしていなかったんだけどね(苦笑)。その辺に思うところがあるので、今回はこの馬の父親であるマリエンバードって馬について語る。
 私はこの馬の走りを2回もナマで見たことがある。日本で1回も走ってないのに。まあ、私程度の海外競馬観戦歴があれば、こーゆー馬がある程度出るのは当然なんだけどね。ただまあ、こんなことが「当然」なのはイジョーだってのは認めよう。
 はっきり言おう。私はこの馬、「強い馬だ」と思ったことはない。いや悪い馬じゃなかったけど、「スゴいなあ、強いなあ」と感心したことはない。言っては何だけど、その程度の印象しかなかったのだ。
 そもそも最初に出会ったとき、私はこの馬に「負けろ!」って念波送っている(笑)。場所は中東ドバイ。レースはシーマクラシック。香港のチャーミングシティが2着に粘ろうとしているところにこの馬が襲いかかってきたので、「そのままぁ!」と叫んだものよ。これが効いたかどうかは知らないけど、結果はわずかに届かず。あまり深く考えず、「うむうむ、良かった良かった」などとうなずいていたものよ。
 そんな私がバーデン大賞に遠征したところ、そこにいたのがマリエンバード。何故バーデン大賞?いや、原居民様が遠征するかもしれないって話があったので…外国所属の馬が、行く「かもしれない」ってだけでドイツまで遠征したのかって?したんだよ。それが私なんだから。
 原居民様は結局遠征中止。フツーに考えれば「知ってる馬ゼロ」のはずだったんだけど、何故か知ってる馬がチャンといた。いやまあ、ドバイだのアスコットだの行けば、その後しばらく「世界の大レースに知ってる馬が走ってる」って状態になるんだけどさあ。競馬の世界じゃメインストリートとは言い難いドイツでコレってのは…我ながら呆れたのは事実だ。
 この時は「ドバイでの走りからして、この馬が勝つ」とマリエンバードから馬券購入し、見事勝利。この時も「うんうん、良かった良かった」で片付けた。今にして思えば、私は自分が観てきたモノが何なのか、壮絶な誤解をしていたようだ。
 だからこそである。その年の凱旋門賞でマリエンバードが勝ったとき、思わず「ホントかよ」などとつぶやいてしまいました。福島とバーデンバーデンが姉妹都市で、福島競馬場で「バーデンバーデンC」ってレースがある関係上、レース観に行く前に冗談で「欧州のの七夕賞を観に行く」などと言っていたのは事実だけど、どうも私は本気でそう思っていたらしい(笑)。
 冷静に考えれば、七夕賞よりもバーデン大賞の方が「後のデカいレースに直結しやすい」のは当然である。七夕賞は時期が半端なのでGTの叩き台にはしにくいけど、バーデン大賞は凱旋門賞への叩き台にピッタリだからねえ。何?そもそも格が違う?いやあ、七夕賞は東北在住の方々にとってはGTですよ(笑)。
 私は時々「馬を見る目」があるようなことをここに書き散らしているけど、しょせん実態はこんなものである。マリエンバードがあそこまで強いとは、全く見抜けませんでした。息子のダイワアンリも「まあ、取っておいて悪くはなさそうだ」程度の期待しかしてない。どうも私はこの一族と「そーゆー星回り」のようだ。ま、カッコ良く言えばこれが「血統のロマン」って奴だね。

続きを読む

[青(競馬の話題)]

コメント(全2件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット