5月1日
2007-05-02


 奇数月初日である。猛烈な数のカレンダーをめくるので、部屋の様子が一変する。ふっふっふ、これがカレンダーマニアの醍醐味だね。本来なら本日からここのスタイルも一新しようと思ったのだけれど、スタイルシートの解析がまだ…カスタマイズしないと大変なことになるので、「好みのスタイル選んで終わり」にはならない。まいったね。
 本日の話題は、なんとなくマンガ評論で。先日予告した「萌え系マンガ」について語ってみようかと。思いっきり引かれそうな話題だけど、そんな話題を取り上げることにここの価値があるので…ってことにしておいてくれ。
 「萌え系マンガ」のちゃんとした定義ってものはないと思う。強いて言えば「女の子が重要な役割を占める男性向けマンガ」になるけど、そんなものは腐るほどある。この辺の定義についてはそこら辺で色々騒がしいんじゃないかとは思うけど、私はそんなものに関わるつもりはありません。
 明白に萌え系だと断言できるのは、「女の子が主役もしくはそれに準じる存在で、なおかつ恋愛が主題ではなく、青年・少年向け漫画誌掲載のもの」だね。ギャグ色が強いモノも含めて良いのかどうかは悩ましいところがあるけど、私は「可愛いネーチャンの絵に依存してるところがある」って点で含めて良いような気がしている。ってことは、少年チャンピオンの「無敵看板娘」も萌え系か…うん、間違ってないと思う。
 萌え系マンガが面白いかどうかは、まあ個人の趣味でしょ。私はジャンルとしてどうこう…って扱いはしてない。好きなもの・読んでるモノは多いけど、読んでる絶対数が多いんだから当然である。むしろ点が辛い方かなあ。この系統のマンガは「ネーチャンが可愛い」かどうかに大きく依存するので、一枚絵として良く出来た絵柄の作家が多い。けど、私は「絵として上手いかどうかより、勢いを重視」ってところがあるので、必ずしも高く評価しないのだ。
 ココの常連には周知の通り、私は少女マンガを好んで読む人である。少女マンガは女の子が主役であることが多く、ある意味萌え系マンガと重なるところがある。だけど、まあ色々と違う…というより、全然違うモノである。境界に位置するような作品もあることはあるけどね。
 説明しやすいので、少女マンガの図式から説明しよう。こちらは「女の子向け」で「主人公は女の子」である。ある意味、読者が感情移入しやすい。一般的な少女マンガを野郎が読んでもあまり楽しめないのは、この辺が理由の一端でしょ。確かに、中年男性である私には全くもって理解しがたい領域が描かれていることが少なくない。実のところ、私のように屈折しまくってる奴にはそこがまた楽しいんだけど。
 それに対し、「萌え系」マンガの読者は男である。普通に考えれば、女の子には感情移入しにくい。感情移入しやすいようじゃ、むしろ困るのだ。「男のように考え、男のように行動する女の子」ってのは、ある意味困ったモノだからね。けど、そうじゃない存在に感情移入するのはそれなりに大変である。

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[紫(ヲタクな話題)]

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