6月10日
2012-06-11


 先日、「太平洋空母決戦」の研究記事をここにアップしたことは認めよう。アレは手練れとして有名なはねはね殿と色々研究した成果だけあって、それなりに研究を進めることが出来たと思っている。あくまでそれなりだけど。しかし…正直、全く予想しなかった副産物が舞い込んできた。
 平たくかいつまんで言えば「原稿書いてくれ」ってメールを見た時、真面目に目が点になった。オ、オレ?あの〜、私は基本陸戦の人で、海空戦主体の太平洋戦争モノは「嫌いじゃないけれど、専門とは言い難い」ジャンルだと思っていたんですが。「太平洋艦隊」(HJ/SS)も「パシフィックウォー」(VG/HJ)も、「Enpire of the Sun」(GMT)も、もっと手軽なゲームジャーナル誌系の太平洋戦争戦略級もプレイ経験がないんですが…そーゆーゲームが好きだと公言している人間が山ほどいるのに、何故F男?
 どーしよーか真剣に悩んだけれど、ある一文を見て結局引き受けることにした。〆切は今月末。過酷なんですが。でも、8月発売の号に間に合わせようと思ったら、確かにそうするしかない。リリース時期から考えると、この辺に載せたいって気持ちは大いにわかる。けれど、それまでに作戦研究の完成度を記事に出来る程度にしろと?そりゃあ難しい。多分誰がやっても難しい。ならば、多少とはいえ研究が進んでいる私に白羽の矢が立つのも、無理はない…知識・経験が足りない分は、それを持ち合わせている方と対戦して埋め合わせればいい!…ってコトにした。いいのかそれで。
 とりあえず、この週末から「太平洋空母決戦強化月間」としてゲーム会に顔を出しまくり、対戦して作戦研究しまくり。早くもエンタープライズが「使い込んだ」状態に。日本軍は色々とやらなきゃイケナイことが多いので、機動部隊と言えどもそう気軽に動かせないけれど、エンプラはアッチャコッチャ酷使される(私の意見としては、すべきである)からなあ。
 しかし、このゲームは重い…「自分がこうすると、相手はこうするだろう。するとこうなるから…だったらああして、相手がああしたトコロを…」なんてコトをひたすら読み続けなくてはイケナイので、気が抜けない。アタマが爆発しそうになる。また、終わった後の「感想戦」が長い。私が意識的に色々聞いているからだろうけど、み〜んな「ああすれば、こうすれば」みたいな話を語る語る。1手が重いゲームなので、「自分や相手が選ばなかった選択肢の結果」は大いに気になるのでは。私も気になるし。
 一応はミニゲームに分類される規模のユニット・マップの広さなので、プレイ時間は流石にそう長くない。けど、消耗度は相当なモノだ。なんかすげー時間費やしたように思えて、実は時計の針はそう進んでいない…って感覚かな。「気がついたら時計の針がスゲー勢いで吹っ飛んでいた」ってタイプのゲームも悪くないけれど、こういうのも悪くない。
 消耗が大きいクセに、感想戦が昂じてくると「またやってみましょう」って話になる。時間はあるから、物理的には問題なく対応できるし。1日1プレイでも満足できるクセに、その気なら3〜4回プレイできる…といったお得感はあるかも。
 対戦相手の皆様が協力して下さったおかげで、研究は進んだと思う。米軍のイヤガラセはより凶悪度を増し、それに対する日本軍の対策もかなり整備されてきた。最初私が目標としていた、「マトモな感想戦ができるだけの基礎知識を身につける」ってレベルには達したんじゃないかなあ。もっとも、今回はもっと研究を深める必要があるんだけどね。

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[赤(ボードゲームの話題)]

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