いやもう色々大変でした今回のコミケは。「暑くて体力すり減った」だけじゃなく、色々と気力を消耗させるコトがありましてね。というわけで、軽くレポートお届けします。
 まずは「仕事」でもある?ゲーム系について。事前に「不作っぽい」と愚痴っていましたけど、何とかなったと思っています。まあ、色々カラクリがあったりするんですが。曲がりなりにも「この業界初のコミケレポーターらしい」(知人に話聞いたところ、ゲームグラフィックスにもそんな奴はいなかったらしい)以上、不作予想の中でも何とかするんだよ!つーか、しろ!と自分にハッパかけて頑張りました。
 カラクリの一端はここで紹介しちゃいましょう。今回は勇気を振り絞って、小林源文先生の同人誌を掲載する許可をいただきました。先生が活動の中心を同人誌に移したってコトは以前から知っていたんですけど、そういう決断を下した方の同人誌を、曲がりなりにも商業紙が採り上げようとするのはどうよ…ってんで、逃げ回っていました。「掲載許可だぁ?出直してこい!」なんて一喝されたくないですよ。でも、実際は「どんどんやって下さい」と快諾していただけました。良かった…本当に良かった。自分の逃げ道を消すためにも、事前にコマンド誌編集長に「この業界って、小林先生とケンカ別れしてませんよね?」と確認しておいた甲斐があった…
 小林先生の同人誌なんて「ゲーム(電源不要)」には…と思ったアナタ、その通りです。他も一応取材してますから。「コミケレポーターって言うからには、ココまでやってくれなきゃあ」なんて文句言われないよう、注意はしているんですよ。コミケレポートなんて、その気になれば誰でも出来るような仕事(だから志願したって話はある)だと思うんだけど、「それでも任せるならやっぱりF男」だと思われたいじゃないですか。即売会レポートの回数重ねてきて、流石にそういう欲が出てきましたね。
 実際その欲に見合う仕事が出来ているかどうかはともかく、「やって良かった」と感じることは事実ですね。その最大の理由は「同人ゲーム・同人誌の作り手が喜んでくれるから」です。具体的な宣伝効果がどれだけあるのかはともかく、「ペーパーメディアに紹介される」ってのは嬉しいでしょうからねえ。「紹介してもよろしいでしょうか?」というコチラの挨拶を聞いて、作り手の方々の目がちょっと誇らしげに輝く様を見るのは、まさに「役得」です。ましてアナタ、今回は小林源文先生の「そういう表情」拝めたんですよ!羨ましいでしょ?代わって欲しいでしょ?喜んで変わるので、お願いだからそう言って(苦笑)。
 嬉しいこともあるけれど、正直楽な仕事じゃないですよ。特にキツいのは「プレッシャー」ですね。「コマンド誌読者が喜びそうなモノとは」を考えて会場をうろつき回り、あくまでその場だけの話とは言え「コマンド誌を代表して」取材許可をもらっているわけですからね。正直、逃げ出したいくらいです。「オレがコマンド誌にレポート送って、特別マズいコトは無いんじゃ?」って気持ちで始めたことではありますが、今では「本当にオレでイイのかぁ?」って気持ちが強いです。けど、役得考えると辞めたくもない…つーか、始める前にそーゆーコトは気がついてしかるべきじゃ。タイヘンなコトやらかしたなあ。
 その他について。今回は「やられた!」って話が多くありました。まずその1。某エロゲーメーカーの某セットを「1つ買ってきてくれ」と頼まれたので行ってみたところ、そのセットにカレンダーが含まれていると判明…何故夏にカレンダー。しかも売れ残りとかそんなんじゃなく、今年の9月から来年の8月までのモノ…そりゃカレンダーマニアにケンカ売ってるのかぁ!ってワケで、自分の分も買っちゃいました。アホだ。
 
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