魔物は、人が油断している隙を狙って襲ってくる。わかっちゃいたつもりだけど…どうしよう。正直、すごく困ってしまったんですけど。
日曜は宝塚記念。お目当ては「私を凱旋門賞に連れて行ってくれる」はずのメイショウサムソン…と言うよりは、ロックドゥカンプ。何故かって?そりゃあもう、この馬がキングジョージに登録してたから。
何度も何度も主張していることだけど、私は「日本馬がキングジョージに出走している時は、自分もソコにいるべきだ」と主張している。出走する以上、勝っちゃう可能性があるんだから。「日本馬初のキングジョージ制覇!」なんてコトが起きたにもかかわらず、自分がアスコットで馬券買ってないなんて事態は許せない。
でもまあ、今年は凱旋門賞行きたいよねえ…と思っていた。英国が悪いってワケじゃないけれど、何故か「サイフから使っちゃイケナイ金が消える」んだよね(苦笑)。パリもまた行ってみたいし。何より、パリの方が確実に飯が美味い。「高速鉄道TGV堪能しつつ、チューリッヒへ行っておチョコ様(すげー美味い)買ってこようかな」なんてアホな計画まで立てていた。
それでもだ。キングジョージ出走は話が別である。これはもう、どーしよーもない。私はあそこに忘れてきた、大事なモノを取り返しに行く必要がある。つーか、カネ返せ(笑)。「アスコットの魔物」にリベンジする日が来るまで、私はチャレンジし続ける義務があるのだ!これはもう理屈じゃない。
そんなわけでWINSに出かけたわけだけど…正直、「まあ、かなりの確率で出走しないだろうな」とは思っていた。ロックドゥカンプが弱いから…ではない。「宝塚記念で好走しタラ、1着になレバ」って遠征は、結局遠征行かないってことになりがちなので。正直言って、この手のタラレバを言ってる時点で「心が弱い」。そうじゃないんだよ。もう最初っから「行く」って決めて、そこから逆算して物事決めないと。ロックドゥカンプは重賞勝っている馬なので、タラレバ抜きで「アスコット行くんだ!今回はそのための調整だ!」と公言しないと。それぐらいブッ飛んでないと、海外遠征なんてできないよ。まして勝つなんて。
宝塚記念の結果は、まあJRAのサイトでも見て下さい。メイショウサムソンは2着というビミョーな結果。ロックドゥカンプは…故障は流石に可哀想かな。でも、ここで故障するようでは、やはり「海外遠征のこと考えてないも同然」ではないかと。繰り返しになるけど、「宝塚記念は単なる調整台」と考えた仕上げをするのが、「海外で勝てるバカ調教師」の仕上げってものだと思うので。アスコットの魔物に取り憑かれると、「それが当たり前のことだ」って思えるから恐ろしい(苦笑)。
経緯はともあれ、ロックドゥカンプのキングジョージ遠征って話は消え去った。これでもう「私がキングジョージに行く必然性」は消え去ったわけだ。さーて、これで腰を据えて凱旋門賞遠征の計画を…と思っていたんですよ、私は。甘かった…
私はPOGをやっている。しかも、相当ヘンな。昨シーズンは海外競馬アリで、英・愛2000ギニー連覇した馬が仲間内から出た…って話は先日した。それはいい。問題は、私も海外馬持っているってトコロだ。一応マトモに選んだ馬もいるけど、かなりの数を「キングジョージ出走馬が欲しいから、英ダービー登録馬の中から選んでみました!」なんてオフザケ路線の馬が占めるけど。約1年前のダービー登録馬なんて、それこそ「馬主の妄想はデッカイ」ってだけだからねえ。
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