土曜に競馬のことを書く予定だったんだけど、諸般の事情から更新できなかった。すいません。その代わりってワケじゃないけど、本日は競馬の話題です。ただし、ダービー・安田記念の結果とはあまり関係ない方向で。
日曜は安田記念。香港馬が3頭もやってくる。当然、出迎えるのが私の義務ってモノでしょ。そんなわけで、府中へ出かけました。
ウォッカ圧勝に酔いしれた(馬券は聞かないように)後、競馬仲間と府中駅前の居酒屋へ。ここまでは良くある話。「いつもの」ビルについてテキトーに店を選び、入ろうとしたトコロ、なんか無意味に混んでいる。おかしいなあ。ダービーならともかく、メインが安田記念ってだけで「居酒屋満員御礼」ってことはないと思うんだけど…
とりあえず待っていたんだけど、どうも様子がおかしい。とりあえず、大人数の集団が並んでいるようだ。それはわかるけど、動かない。店に入るでもなく、「満員だから」と移動するでもなく、ただ動きがない。店員の姿が見えるので、「店員が出てこない」って状態でもない。何やってんだ?
ボーっと待っていたところ、目の前のアンチャンが口を開いて何が話した。この時点で理由がわかりました。日本人じゃない。おそらく香港人。動かないのは、語学の問題で交渉に手間取っていたからか…疑問は解けました。なるほどね。
普通の日本人なら、この時点で笑い話にして終わりだろう。しかしだ。香港競馬ってモノを知ってる人間にしてみれば、これは「ちょっと待て」って話である。香港人が安田記念の後に府中の居酒屋で飲んでる…日本人だったら「当たり前」のことだけど、香港人がコレをやるってのは、オカシイのだ。
何で香港人だとオカシイのか?私の知る限り、香港人に「競馬場の近くの飲み屋で飲み食いする」って習慣はないから。新宿辺りで飲むってんならわかるけど、府中駅まで歩けば飲めるなんて、ドコで仕入れた知識だよ。
香港沙田競馬場の付近ってのは、繁華街ではない。付近をうろついたことはあるけど、飲み屋や食い物屋は発見できなかった。競馬帰りに飲み食いしようと思ったら、九龍に出るのが手っ取り早い…というより、他にロクな選択肢がない。
ハッピーバレーは確かに繁華街の近く…どころか、日本で言えば銀座にあたるタイムズスクエアのすぐ近くだ。しかし、ハッピーバレーはほぼナイター競馬。競馬が終わった後は、さすがに飲み食いするような時間じゃない。よって、ここでもやはり「競馬が終わった後に居酒屋で飲み食い」みたいな行動とは縁が薄い。
そうやって考えてゆくと、「香港馬の応援のため、初来日しました」って集団がとる行動ではない。ネット使って調べるって言っても、限度はあるだろ。集団の中に相当な日本通がいるか、あるいは日本人から怪しげな知識仕入れたのか、どちらかに違いない。
日本じゃ当たり前のことが、海外では当たり前じゃない。これは良くある話。「競馬が終わった後、歩いて飲み屋に行って飲む」ってのは、実はこれに該当するのだ。私が知ってる海外の競馬場はそう多くないけど、ドコも「飲み屋なんて見当たらない」トコロばかり。日本独自とは言わないまでも、世界レベルで見た場合、「そんなことは考えもしない」のがむしろ普通じゃないかな。
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