5月26日
2007-05-27


 献辞。1ファンさんへ。「やっぱり内緒」って付けてレスを残してくれたおかげで、本日のネタがまとまりました。なお、匿名なのは問題ないですよ。下で色々書いてますが、気にしないで下さいませ。
 本日の話題は、「本名・筆名・匿名」について思うところを語ってみようかと。前々から色々考えていたんだけど、本日唐突にまとまりが良くなったので。「良くなってこれかい!」ってなことしか書けないと思うけど、あまり気にしないようにしよう。なお、主にネット関連ってコトでこの色で。
 ネット世界じゃ、私は「F男」である。「Fのつく人」はどーした?と言う人もいると思うけど、あれはよく似た別人ということにしてもらいたい。諸般の事情により…
 閑話休題。「F男」はネット上に限らず、私生活で一般的に使われている。つーか、自らそうなるように努力した。おかげで、ある意味「名前を隠す」効果はほとんどない。強いて言うなら公的生活関係者にはバレてない(おそらく)って程度。
 最近のハンドルネームってのは、このように使われてるのが普通ではないかと。かなり広範囲の人に対しては「わかる」けど、赤の他人や職場の人間などにはわからない…ほとんど渾名レベルだな。実際、ここに足跡を残してくれる人の大半は、「HN見ただけで個体識別が可能」な人だし。
 今の時代ってものを考えると、こういうやり方が一般化するのはわかる気がする。匿名ではコミュニケーションに問題が出る。かといって、本名晒せば迷惑メールその他届き放題。その結果として「広範囲の人に識別可能だけど、無許可にプライバシー侵害してくる輩に対しては匿名同然」な名前を使いたくなるわけだ。そう考えると、まだネット時代とは言い難かった頃に「ペンネーム統一化運動」に乗り出した私は時代を先取りしてたわけだ。無意味に。今じゃ当たり前なので余計意味がない。
 こういうものは、ある意味従来の概念とは一線を画すものだと思う。ペンネームなどの「従来型筆名」は、匿名性の高さに重点があった。アホな雑誌などに投稿してるなんて、友人知人含めてあまり知られたくないと考えるのが普通であり、まあ必要に応じて「これはオレのネタ」などと明かせばいいと。雑誌別・分野別に色んな名前を使っている人も多かったものだ。今の「別名」とは、微妙に用途が異なるもののような気がする。
 現在一般的に使われているHNは、どちらかと言えば「芸名」だの、プロ作家の「筆名」に近い気がする。こういうものは「本名を隠す」ことより、「イメージに合った名前」を提供するって効果を狙っている場合が多い。そもそも、売れた場合は匿名性の意味が薄くなる。何かやらかした場合、思いっきり芸名で報道されるわけで。ま、コッチの方が遙かに「世間に名が通っている」ので、一般人のHNと比較するのはどうかとも思うけど。
 ただ…ネットでは「一般的なHN」よりも匿名性の高い名前が使える。モノによっては実質的に「文面のみ」の投稿を受け付けているところもあるし、あからさまに匿名性を強調した名前で活動することもできる。それを考えれば、「本名じゃない=匿名同然」ってな考え方はできない気がするね。少なくともネット社会に対応した概念ではないと思う。

続きを読む

[茶色(PC・webなどの話題]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット