5月8日
2006-05-09


 GWは心底ダラダラ過ごしてました。とにかくリフレッシュする必要があったので。こういう時間も必要だ…ってことにしておいてください。
 このGWで受けた最大の衝撃とは…「F男」って名前はどーも「魔神」ペリエに浸食されてるらしいってことかな(笑)。いやね、巷で流行ってる(らしい)「成分分析」の一種にこの名前叩き込んだら、7割ほどが魔神で構成されてるって出たもので。そーかぁ…アレもコレも、みーんなこのせいか!どーしてくれよう。名前変えようかな(苦笑)。
 それはさておき、本日の話題は「ポストSS時代のPOG」。某所でワインかっ喰らって吼えてきたので、それをここでも残しておこうかと。余談だけど、ワインは地味に効くんだよね。特にデザートワインは。相当酔っぱらっちゃいましたよ。記憶は残っていたけど(笑)。
 実を言うと、競馬ってのはダービーを中心に1年が回っている。少なくとも日本ではそうだ。「世代限定戦」ってのがダービーで区切りを迎え、次の世代(2歳馬)が走り出すからね。有馬記念とは少し別の意味で「大事な区切り」である。特に、ペーパーオーナーゲーム愛好家にとっては。
 今年もダービーが近づくにつれ、「POGドラフト」の季節がやってきた。しかし、今年はいつもと様子が違う。サンデーサイレンス産駒がいないからだ。これがどれだけ大きなコトなのか、少し真剣に、その代わりちょっと大げさに考えてみようかと。
 サンデーサイレンス産駒がいない。これは実に大きな事件である。これは愛好家の誰もが認めることだ。ただ、私が思うにこれは「SS産駒を獲得できない」以上の影響があるのではないかと。
 SSはどこがスゴかったのか?単に「走る馬をたくさん出した」だけではない。「走る馬がわかりやすかった」ことがスゴい。ひと昔前は敬遠された「ベタな馬」、いかにも「走ります」って配合の馬がとにかく期待通り走ったのだ。これはノーザンテーストやトニービン・ブライアンズタイムにもなかった特徴だと思う。
 ベタな馬が走る。これはつまり、とにかく「わかりやすい」時代だったと言える。何か法則を見つければ、それが報われた。失敗したとしても、その理由が見いだせる。難しい言い方をすると、「因果律が正しい、少なくとも正しいと信じられる」時代だったのではないか。
 因果律って何かって?「物事には、何事も原因があって結果がある」って理屈だ。大きな目で見れば、これは正しい。ただし、単純化されたモデルなら。残念なことに、世の中ってのはそう単純ではない。いくつもの、別な結果をもたらすはずの「原因」がぐちゃぐちゃに入り乱れている関係上、こんな風に割り切れることはあまりない。
 ただ、この因果律ってのは、生き物として「自然な」考え方である。「そこに何か意味があるかも」と仮定することにより、行動の指針が出来るからね。これはアタマで考えてどうこうってレベルの問題じゃない。
 こういう「因果律モデル」ってのは、強力な誘惑である。人間誰しも、自分の成功が「たまたま」と考えるのは苦手である。何か理由がある、何かきっかけがあると信じる。それが悪いとは言わない。ただ、そーゆーものが通用しない世界があるのは確かだ。
 POGの世界はどうか?私の分析によると、今までは「ベタな、平和な」世界だった。しかし、今後はどうだろ。極端な話、「だからどーした」ってな信用度しかない世界に突入するかも知れない。少なくとも昔はそうだった。

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[青(競馬の話題)]

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