何だかんだで久々の更新に。いかんねえ。別にサボってたワケじゃないんだけど…ま、色々あってね色々と。
とりあえず話題は貯め込んだけど、何から語るか迷うなあ。ま、今日語っておかないと後が大変そうな野球ネタいくか。当然日本シリーズ関連で。
第1戦が濃霧中止とはいえ10-1。第2戦は10-0。マリーンズの大差勝ちとなった日本シリーズ。マリーンズ打線は破壊力よりつなぎのうまさが身上だっただけに、少し意外な結果かな。
こうなった主要因は、やはりプレーオフからの勢いでしょ。ここまで間隔なしに緊張感を保っているだけに、確かに勢いは感じる。対する虎は消化試合がやや少なかった関係上、ちょっと調整が難しかったかも。
こうしてみると、プレーオフってのもかなり興味深い制度だねえ。「日本シリーズに、勝てるチームを送り込む」って役割は果たしてる気がする。なにしろ勢いはつくし、「ドコが出てくるか断言できない」って事情があるから、セリーグ側はスカウトやりにくいし。セリーグ側がケチをつけてる理由の1つがコレかもしれない。確かにやりにくそうだ。
とはいえ、ここで休養挟んで甲子園入りとなるので、流れが変わる可能性はある。大差負けで雰囲気壊しているのならともかく、冷静に考えると「虎の野球」をやって負けたワケじゃない。自慢のJFK打たれて僅差負けするより、ダメージは小さいのでは。
虎が流れを変えるためには、とにかく「諦めない、先にミスしない」野球を心がけるべきではないかと。今のマリーンズは、仮に1戦落とした程度じゃ再び盛り返してきそうなほど勢いがある。まずは粘って勢いを止め、そこからじわっと流れを掴むべきでは。第3戦は勝ち負けよりも内容が重要だと読む。流れさえ止めれば、虎ならそこから4つ返す力があると思うので。
ただなあ。虎ってのは地味に「打つ・投げる・守る」のは上手いと思うけど、「野球」はさほど上手くない気がする。多少淡泊なところがあるような気がするんだよね。長いペナントなら「下手に粘るより、自力で勝負」って考え方で大丈夫だと思うけど、短期決戦は「どう流れを掴むか、それをどう止めるのか」が大事になってくるからなあ。そこが少しだけ心配。
虎の野球が淡泊なのは、どうも監督のせいじゃないかと…いや総合的に見たらいい監督だと思うんだけど、こと野球に関する限り、ちょっとボンボン入ってる気がして…球団再編騒ぎを「やっていけない球団があるんやから、しゃーないやろ」で片付けるとか、予告先発をあっさり受けるとか…そこがまた魅力かつ長所にもなってる、ってのは大いに認めるんだけど、場合によると欠陥になりうるんじゃないかな。
ひょっとすると、この監督の性格が大敗の遠因になったかもしれない。確かに間隔空くのは不利だ。ただ、ある程度は中間の調整次第で解消できた気がするんだよね。競馬でも最近は休み明けの調整技術が発達してるワケだし(笑)。ここで「泥臭い」調整を選択しなかったことが響いているのかも。少なくとも2戦目の大敗は避けられたのでは。
ただ、こういう性格の監督は大差負けを引きずらない傾向がある。焦って自滅っていう最悪のパターンはないのでは。後はいかに些細なミス(第2戦では尾を引いた)を減らし、流れを掴むか。さすがに2敗は痛いけど、自力を考えたらまだまだ追いつめられた感じはしない。
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