11月24日
2018-11-25


「隊長…我々は貴方を捕縛するよう命じられています。投降して下さい…」
「ひよっこめ。何を甘いことを。私はもう隊長ではない。それに、お前等が派遣された時点で説得できる段階ではないとわかっているはずだ。敵を見たら殲滅しろ。私はそう教えてきたはずだぞ。たとえ私が相手でもだ。」
「通信切れました!高速飛翔体接近中!おそらく…うわぁぁ!」
「くそ、何て速さだ。目が追いつかない!」
「あれがニケか。だが、やるしかない。新ヘルダイバー隊の誇りに賭けて、アレと隊長を止めるんだ!行くぞ!」
「ククク…かつての部下の名を持つ者を手にかけるか。落ちぶれたものだ。だが、それでいい。もう私には何もいらない。ただアイツに復讐できれば、それでいいのだ…必ず仕留めてやる。首を洗って待っているがいい、ロック…」
 …アツい、やっぱりアツいよ「超人ロック」。ヘルダイバー隊VSストロハイム(S)なんてゲーム的には無意味な戦闘だけど、脳内に自然と絵と台詞が思い浮かぶ。わかっていたことだけど、おそらくは誰よりもよくわかっていたことだけど、ゲーム「超人ロック」は最高だ。
 1967年、とある高校生(だったと聞いている)が描いた同人マンガが世に出た。それが「超人ロック」。その後色々あって様々な出版社を渡り歩き、今もって続いている伝説の作品だ。去年は「生誕50年」ってことで色々盛り上がっていた。だけど、その中にゲーム「超人ロック」再版って話は無かった。よって、私は「もう再版は無理かぁ…」なーんて思っていた。
 ところがだ。一体何がどうなったのかよくわからんけど、今年になって「再版します」って話が出て、このたびめでたく再版された。正式な発売はまだ少し先だけど、ゲームマーケット2018秋で先行発売されたんだな。
 この原稿を書いている時点ではまだ1日目が終了しただけであり、2日目にどうなるのかはわからない。けれども、なんつーか…初日はスゴかった。諸般の事情により頒布開始は13:00から。その30分ぐらい前にブースにたどり着いてみると、明らかに「超人ロック買うぞ!」って雰囲気を漂わせた人間が大量に。しかも、時間経過とともに着実に増えてゆく。「いかん!これは一時的にでも行列作らせなきゃ、ブースが崩壊する!」ってんでa-gameのスタッフに「行列作ってさばくしかない、最後尾札を準備しろ!」と声を掛けた…んだけど、ある意味遅かった。試遊卓を挟む形で2つの列ができるような形になってしまい、「最後尾列が2つある」という、よろしくない状態に。放置しておくと混乱を拡大すると判断したので、「ここは最後尾じゃない」札を急いで作らせ、片方の列に新たに並ぶことを(ちょっと強引に)停止。私がその札持って「最後尾はアチラです」ってアナウンスを行う羽目に。いくら私が「コミケで列には並び慣れている」とはいえ、流石に列を移動させるスキルは低い。でも、ヤバいようならそれをやらないとな〜なんて考えているウチに頒布開始。流石に列は捌けていった。アレなら、ゲムマのスタッフから「多少混乱は生じたようだけど、大きな問題なく解決した」と認識されるはずだ。少なくとも私はそう思いたい。
 

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