1月21日
2011-01-22


 なんつーか…多分、今週は忙しかったんだな。なにせ本来一番上に来るはずのHeadLineの上に、最新記事書き込んでいるくらいだから。それは認めたとしても、「公式ブログ」である「ゲーマーいちねんせい が ゆく」によるこみっく☆トレジャーレポート、たった5行で写真ナシ。この辺、何とかならんものか。
 大阪遠征の話題ばかり続けて何なので、本日の話題は少しだけ堅い話題を。クニマス再発見について。旧年中からやりたかったんだど、先送りにされていました(苦笑)。
 この魚の再発見については、結構話題になったので知っている人も多いと思う。簡単に要約すると、元々秋田県の田沢湖にのみ生息していた魚だったけど、戦時中の工事により田沢湖の魚はほぼ全滅、この魚も絶滅したと思われていた。しかし、その前に人工ふ化のため各地に卵を送ったとされていて、今回そのうちの1つ西湖で「実は生き延びていた」ことが確認されたのだ。その経緯は有名だと思うので省略。
 生物学に興味を持つ者としては、実にめでたく嬉しい話である。絶滅って話は何度聞いてもイヤな知らせだ。それが取り消されたって話は、滅多に聞けない。生き延びていてくれて、本当に、心底有り難いと思う。水産学者でもある陛下が喜びのお言葉を述べられたのも、当然のことだろう。それは大いに認める。
 しかし…しかしだねえ。私の中に、今回の話を素直に喜べない部分があるんだな。何故か?そりゃあもう、「オレが発見したかった」からである!しかもコレ、それなりに可能性のある話だってのが…今回は、この部分を細かく説明しよう。
 西湖は富士五湖の1つである。富士山の噴火活動によって出来た湖で、元々は魚がいない湖だったが、今では放流のおかげで魚が棲む…どころか、かな〜り有名な釣りスポットであると同時に、フツーの漁業も盛ん。なにせ「世界遺産になったら漁業(入漁料が収入になる釣り含む)が制限されかねない」ってんで、世界遺産登録に含まれることを拒絶しているくらいである。そーいやあ、この問題ってどーなった。
関東圏のスポーツ新聞を読む方は、「釣り面」を見てもらいたい。富士五湖(山中湖・河口湖・西湖・精進湖・本栖湖)の釣り情報が掲載されている可能性は高い。海釣りと違って川・湖の釣り情報は、毎日載るようなことはないんだけどね。大抵はヘラブナの情報だけど、たまにニジマスやブラックバスの情報も載る。関東圏で発売されているスポーツ新聞で、富士五湖のいずれにも「情報提供契約している貸しボート屋」を抱えていないってトコロは…多分東スポぐらいだ。ちなみに、東スポの釣り情報は「言われて探さないとあるって気がつかなくてもおかしくない」ぐらい、貧弱だ。関東近県に住む、淡水での釣りを趣味にしている人間にとって、かな〜り「おなじみの」釣りスポット、それが富士五湖だ。
 そんな「釣り人にとっては馴染みの場所」西湖で「絶滅したはずの魚」が発見されるというのは、言ってみれば「小学生の頃、遠足でよく行った山」からツチノコが見つかったようなモノである。いやまあ、「絶滅動物」と「どうも架空の産物っぽい」動物を比較は出来ないんだけどさあ。けど、「ちょっとした巡り合わせ次第では、オレが発見できたかも」って気持ちにさせられる土地なのだ。実際、私は西湖で釣り糸たれたことがある。

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[緑(一般的エンタメの話題)]

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