12月2日
2009-12-03


 ここでは書けない「諸般の事情」の方が忙しくて、更新が疎かに。師走になると色々忙しいんですよ。色々とね。
 本日の話題は、あるデジタルガジェットがポシャった件について。私は特別期待していたワケじゃないけど、これはこれで悲しいニュースとして紹介する価値があるかなと。
 TechCrunchというサイトがある。主にネット関連のニュースを紹介するサイトだ。日本語版も存在しているので、私はたまに見ている。英語版にはいくつか関連サイトがあり、その中にはガジェット(わかりやすく言えばハードだな)を扱うモノもある。
 コトの始まりは、このサイトの人間が「タッチパネル使ったネット閲覧用のガジェットがあれば、便利なんじゃね?」と思ったコトにあるらしい。ちょっと大きめの画面にタッチパネルを付け、キーボードは付けない。文字を入力したい場合どーするのかは忘れたけど、これはまあ何とかなりそうだ。基本的には「ネットを見る」ためのものなので、文字入力なんてあまりやらない前提だし。
 ここから段々話が大きくなり、「実際作ってみよう」「それなりに売れるのではないか」って段階まで進んでいた。ちなみにこの話、Appleが類似品(要は「デカいiPhone」)を出すのではないか…って噂が本格的に流れるより前に、ある程度話が進んでいた。うまくいけば、先月には製品発表が行われる…ってトコロまでは行き着いた。「CrunchPad」って製品名も決まっていた。
 ところがだ。何だかよくわからんけど、実際の製造元と何かしらヤヤコしいトラブルが生じた結果、この製品はお蔵入りしてしまった。あくまでTechCrinch側の言い分によればだけど、どうやら製造元の株主の中に、「こんなもの作ったら面白いんじゃね?」と言っただけ(実際は色々やっているようだけど)の奴にカネ払う必要など無い!と考えた馬鹿がいたからだそうな。どちらの言い分が「筋が通っている」のかについては、そのうち開始されるであろう訴訟である程度解明するのでは。
 さてこのCrunchPad、どーゆー製品になるだったのか、より詳しく説明しよう。12インチのタッチスクリーン「だけ」のネット端末である。イメージとしては「デカいiPhone」が近いのでは。拡張性の有無(物理キーボードを付けられるのかどうかなど)についてはよく覚えてないけど、まあUSB端子の1つや2つは付いていたと思った。通信方式は…携帯電話回線を利用するモノではなかったはず。無線LANのホットスポット利用が前提だったような。より正確には、「デカいiPod Touch」の方が近いだろう。
 使用OSは、「とりあえず何でも」だそうな。実際にはWindows7もしくはGoogle Chrome OSのどちらかになったと思われるけど。狙いとしては「キーボードを取っ払ったネットブック」なので、専用OSなんて話にはしたくなかったんだろうと思われる。
 こういう製品は、とりあえず他にない。Appleが「似たような品」を出すんじゃねえかって話は根強いけど、どーせ「専用OS搭載で使い勝手は良いけど、その分高い」製品になりそうだ。当たり外れで考えればAppleの製品の方が「手堅い」のは間違いないけど、その代わりにそれなりの制約(気になるかどうかは別として)はありそうだ。ソレと比べて「安かろう悪かろう」になるのか、それとも「こんなもので十分」になるのかは、私の知識では何とも言い難い。

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[茶色(PC・webなどの話題]

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