9月25日
2009-09-26


 私がブログを続けている理由は、ごく簡単に説明するなら「それが楽しいから」である。今まで何度も「読者置き去り、オレが書いていて楽しいネタを扱うぜ!」と吼えているわけで。ただし、ここでいう「楽しい」は、ごく普通の趣味〜読書なりTV鑑賞なりゲームなり競馬なり〜といったモノとは少し異なる。「更新しなきゃ」という義務感とまるで無縁ではないし、「何でオレはこんな苦労を…」などと感じる日もある。正直、ごく単純な「楽しい」を目的にするのであれば、このブログはとっくに閉鎖していると思う。
 それじゃ何が「楽しい」のかって?言葉にすると誤解されそうではあるんだけど、それを承知であえて言おう。「自分の書いた文章を読むのは、楽しいから」だ。楽しいと言うよりは「ほっとする」とか「落ち着く」の方が近い気がするけど。出来によっては「更新失敗」扱いするし、アップしたとしても「出来が悪いなあ…」と落ち込むことは多いし、後日読み返して全部削除したくなることすらある。それでも、わかりやすく要約するならばこの言葉になる。時にマンネリを感じてうんざりすることもあるけれど、全体的には「誰が何と言おうとも、オレの書いた文章はオレにとって相変わらず面白い」と思うようにしている。
 ブログってのは、一応は「創作物」である。たとえパクリだらけであっても、「何をパクるのか」を決めるのは作者だから、広い意味では立派な創作物だ。こういうものは、時に残酷なまでに「自分」を反映する。「つまらんモノしか書けないのは、作者自身がつまらん人間だから」という言葉がある(良く聞く気がするんだけど、最初に言ったのは誰だろ?)けど、それはかなり当たっていると思うな。少なくとも、「読者があるブログを面白いと思うかどうかは、読者が作者を面白いと思うかどうかにある程度依存する」のではと思う。
 ということはだ。「マンネリ感を感じる」ってのは「つまらない」と似た意味を持つので、ブログ更新がつまらなくなったと言うことは、場合によると「読者である自分自身が、作者である自分自身をつまらなく感じているから」かもしれない。要は「最近自分自身がつまらなく感じているから」だってことだね。かつて面白かったけどつまらなくなったのか、実は元からつまらなかったのかはさておきだ。
 人間ってのは贅沢な生き物なので、何かの拍子に「自分自身がつまらなく感じる」ことはある。もっともソレを認めるのはイヤなことなので、直接認めることは少ないと思うけどね。ただ、「ブログ更新がつまらなく感じる」ってのは、自分自身が自分をどう感じているかのバロメーターになるかも。更新が苦痛になる理由なんてのは山ほどあるので、必ずしもコレに該当しないとは思うけど、それでも「最近の自分をつまらなく感じていないか?」と自問自答するキッカケにしてもいいような。
 かく言う私の場合、ネタが見つからない時は「最近つまんねー生活送っているからかなあ…」と自省することが多い。ただまあ、深く考えても何かが変わるワケじゃなさそうなので、「ネタ発見のため、感度上げなきゃ」と考えて終わりにしているけどね。ノリが悪い時には、あえて更新しない。気持ちのアップダウンなんて良くある話、「なんかつまんねええなあ…」と思ったら、無理はしない。下手に無理すると、深刻な自己嫌悪に陥りそうなので(苦笑)。

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[茶色(PC・webなどの話題]

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