7月8日
2008-07-09


 月曜は、諸般の事情から「別件で力を入れた文章を書いた」関係で更新できず。商業誌向け原稿じゃありません。ある意味どーでもいいことに手を抜かないのが私。ついでに言えば、大切なモノほど手を抜くのが…
 本日の話題は、日曜にプレイした「East Front」について。何度も語ったゲームではあるんだけど、今回はちょっと特別なプレイだった。
 どこが特別なのか?私が迎え撃つ立場だったのだ。Middle-Earth東京支部最弱の私が「迎え撃つ」?いやまあ、対戦相手が「このゲーム初めて」のasasin殿ですから。全体的な技量はともかく、いくら何でもこのゲーム初めてという相手では、私が「格上」になる。
 ルールはざっと読んだことがあるようなので、あまり説明せずにセットアップ。担当は私が赤軍。初心者が「ある程度わかっている」相手に赤軍受け持つのは、自殺行為以外の何物でもないからねえ。多分、トラウマ残るほど負ける。
 観戦武官及び教育係?は庭猟師殿。私は名人上手から「手取り足取り基本を叩き込まれながら」覚えたけど、庭猟師殿はあまりアドバイスをしない。とりあえずは「システムに慣れてもらう」のが目的のようだ。まあ、私のように「修行してとりあえず形にしてもらう」ようなプレイより、コチラの方が「楽しめる」プレイになるのではと思う。
 ただまあ、初心者がさほどアドバイス受けずにプレイすると…案の定、部隊が思うように動かせず苦労していたようだった。突破方向もややアサッテの方向で、後方に取り残される部隊が続出。これは私も似たような経験がある。私はこの時点で「はい、やり直し」と赤点喰らったけど、庭猟師殿は黙ってみている。ま、これがフツーだけど。
 その後何とか部隊をまとめて進撃を開始した独軍だったけど、攻撃目標がバレバレ。突破地点がかなーり北方だったので、目標はモスクワかレニングラード。誰がどんな作戦で来ようとも、この方面の防衛に手抜きはあり得ない(間違って突破されるとタイヘンなことになるから)以上、とりあえず万全の態勢で迎え撃ちました。あくまで私なりの「万全の態勢」なので、実際はスキだらけだったかもしれないけど。
 このゲームをプレイした経験があればわかると思うけど、モスクワ正面攻撃はまず抜けない。素早く進撃できていれば「防衛体制が整う前に」攻撃できて何とかなるかも知れないけど、ゲーム序盤に「司令部を連携させて前進させる」ことに失敗した独軍では…
 とまあ、こんな感じで9月前半に途中終了したわけだけど、多分あれ以上どーしよーもなかったと思われる。こちらがわざと開けておいたモスクワの南側面に回り込めば、攻勢自体は継続できたかもしれない。けど、それだけ。10・11月がベストの天候でも、モスクワ後方に回り込むのはまず無理だった。
 まあ、当然と言えば当然の結果だね。私がどうこうではなく、対戦相手の経験が不足しすぎている。普通のウォーゲームで言ったら、「戦線の張り方さえ知らない」相手には、まず負けない…ってレベル。基本を学習しない限り、勝負になるワケがない。

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[赤(ボードゲームの話題)]

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