1月22日
2008-01-23


 諸般の事情により、明日は休み。代わりに土曜に仕事(苦笑)。つーわけで、本日更新しておこうかと。
 本日のネタは、「スイスの有力騎手、香港回避」って話題を。と言っても、競馬の話じゃない。オリンピック馬術の話。でもまあ、馬の話だから基本はこの色だね。
 今年は北京オリンピックが開催される。大抵の競技は北京周辺でやるんだろうけど、馬術は香港が会場。沙田競馬場の隣だ。先日調教コースを下見に行っている。私が下見したからって何がどうなるワケじゃないけど。
 何で香港なのか?そりゃまあ、似たようなモノ扱ってる土地だからじゃないかと。香港競馬は有名だからねえ。競走馬と馬術用乗用馬は色々違うけど、「鍛え上げられた繊細な芸術品」ってトコロに代わりがあるワケではない。下手に扱ったら大騒ぎだからねえ。それに、観客動員の問題もある。香港の競馬ファンは「馬券優先主義者」の割合が高いと思う(だからアツい)けど、何だかんだ言って「いい馬を眺めて楽しむ」文化は定着してるのでは。その方が観客動員数は増えるでしょ。
 しかしだ。香港には1つ弱点がある。暑さだ。なにしろ沖縄より南にある土地、夏は相当暑い…はず。夏に行ったことないので、良く知らないけど。馬は元々「暑がり」なので、これはかなりキツいはず。実際、香港競馬は夏休み期間中だ。
 スイスの騎手が出走回避…じゃない、出場辞退した理由がこれだ。「あんな暑い土地で馬術競技やったら、馬の健康を害する」そうな。香港側は「日中に競技やらないし、厩舎・室内練習場の空調も整ってる。大丈夫なはずだ」と反論しているようだけど。下手にボイコット広がったら大変だからね。欧州は競技馬術の本場だし。
 これに対する私の意見は…馬のことを考えた場合、確かに夏の香港は「恵まれた土地」ではない。それはわかる。おまけに輸送時間は長い。さらに、「水が気に入らない」「飼い葉が不味い」などという不満を示す可能性がある。馬ってのは繊細で贅沢だからねえ(苦笑)。これを言われたら、確かに反論しようがない。馬術は何だかんだ言って「馬が頼り」だからねえ。
 けど、「それを言ったらおしめえよぉ!」って気がするのも確か。こなす馬はチャンとこなすからねえ。確かに香港は暑い。夏の香港は相当なモノだと見当が付く。でも、夏の小倉でも競馬やっているんですよ?私は小倉に行ったことはないけど、夏の新潟がどんだけ暑いのかは知っている。ついでに言えば夏の福島もかなり暑いんですが。にもかかわらず、ド真っ昼間に競馬やっていて、走る馬はそれでも走る。しかもだ。競技時間は一応早朝か夕刻。大井のナイターと同程度には「過ごしやすい」のでは?なのに、「暑いからヤダ」って言われてもねえ。
 私が直接知ってる「一番気温が高い時間帯に暑かった土地」で考えた場合、最悪はおそらくドバイ。3月末だったけど、もう殺人的。真夏の新潟競馬場よりヒドかった印象がある。まあ、新潟と違って競馬やるのは夕方からだけど。あそこで昼間競馬やったら、馬も外国人観客も死んじゃうね。暑さに比較的強く、真夏でも上着を手放さない私が「暑くて死にかけた」んだから相当なモノ。そんな土地でも競走馬は走っているのだ。
 それにだ。欧州ってそんなに涼しいか?いやまあ涼しいとは思う。9月上旬のスイス・チューリッヒは涼しかったからなあ。日本じゃまだまだ暑いってのに。けど、伝え聞く範囲ではイタリアだのスペインだのは相当暑いそうですが。そりゃまあ「暑さの質が違う」って言われればそれまでだ。けど、それを言い出したら最後は「地元から一歩も出られない」ってことになる。

続きを読む

[青(競馬の話題)]

コメント(全5件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット