10月11日
2007-10-11


 セリーグのレギュラーシーズンが終わった。まだCSが残ってはいるけど、記録面では区切りがついている。よって、色々と総括しておこうかと。
 今期のスワローズは最下位。何と21年ぶりだとか。へー、前の最下位ってそんな前だったんだ…オレも年を取るわけだ(苦笑)。ま、その頃からこの球団のファンをやっている関係上、「さすがに悔しいねえ」ってな程度だ。そもそも、今期については覚悟できてたし。
 とはいえ、個人記録はスゴい。首位打者(青木)がいて、打点王(ラミレス)がいて、最多勝投手(グライシンガー)がいるんだから。本塁打王も僅差の2位(ガイエル)がいる。それで最下位ってのは…さすがに何かオカシイでしょ。
 まあ、カラクリは明白である。グライシンガー以外の先発投手がアレで、中継ぎ・抑えがコレじゃねえ。特に深刻なのは中継ぎ・抑え。もうボロボロ。おかげで接戦での競り負けがやたら多く、個人成績の割に順位が伸びなかった。采配うんぬんが無関係とは言わないけど、あれでどうしろと。石井弘・五十嵐・河端・吉川が誰1人としてマトモに使えないのでは…
 とはいえ、采配面も威張れたモノではない。野手はともかく、若手投手の育成には「失敗した」としか言いようがないからなあ。もう少し上手く「捨てゲーム」を作って、そこで若手投手使って景気良く打たれる…ってシーンがもっとあっても良かったのでは。「短所に目をつぶり、長所を生かす」ってことがうまくできなかった気がするね。この点はやはり古田監督が「まだ青かった」からではないかと。
 若手野手育成に関しても、少し不満が…田中浩・飯原を戦力として育てたのはいい。けど、畠山・武内・宮出といった「長距離砲」が結局モノになってない。おかげでかなーりバランスの悪い打線になった感がある。こいつら全員「守備で高度なこと要求され、戸惑ったあげく打撃の調子も落とした」ってニオイがするんだな。ただ…古田監督の言い分もよくわかる。なにせ私は岩村の守備をまるで信用できず、「何でこんなバカ使うんだ!」と愚痴ってたぐらいだから。ちなみに、メジャーに行った今でさえ、私の岩村の評価は「あのクソバカ」であり、ジョッキー後○の次に首締めてやりたい男である(苦笑)。
 現時点での「来期の展望」だけど…とりあえず、五十嵐・河端・吉川が戻ってきそうな感じ。ひょっとするとシーズン終盤に石井弘が戻ってくるかも。この時点でかなり頼もしい…んだけど、問題は何と言っても外国人。ラミレスとグライシンガーは残ってもらいたいけど、引き留められるかなあ…一応希望はあるんだけどね。ラミレスにはJrという「人質」がいるし、以前「カネ優先じゃなく、残留優先にしろ!」と代理人を一喝して残留したって経歴がある。グライシンガーは元が安そうなので、来期分までは出せるんじゃないかなあ。とはいえ…はあ…
 しかしまあ、スワローズは外国人発掘能力が異様に高いので、何とかなるかも知れない。リグスは今期大ハズレだったけど、シーズン中に色々あったので同情の余地はある。契約交渉次第では残留させて問題ないと思うな。ガイエルは打率こそ低いけど、一応は本塁打王争いを展開してるわけで。アレをハズレと言っちゃあ可哀想でしょ。
 後は監督人事かねえ。誰がやるんだろ?秋季キャンプはフロント入り予定の伊東コーチが指揮するとか。この時点でまだ発表できないってことは、今現在「身動きとれない」人かもしれない。するってえと、内部昇格とか評論家招聘じゃなさそうだな…まあ、いくら何でも来月までには発表がありそうなので、それまで気長に待ちますか。

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