10月4日
2005-10-04


 本日はドラフト雑感その1といこう。高校生ドラフトが終わったからね。ま、なんか下らない事件ってオマケが付いたみたいだけど。
 下らない事件とは、いわゆる「抽選当たり札勘違い」のこと。以前も似たような件があったような気がする。ここのところドラフトは抽選やってなかったから、勘違いするのも仕方ないのかな。とはいえ下らない間違いであることは間違いない。
 まあ、指名された選手にしてみれば大事な門出となるべき場であり、こうした間違いは不快だろう。特に「どっちかといえばソフトバンクに…」って色気持っていた陽選手は気持ちの整理が付かないってのもわかる。わかるけど、あまり引きずっても仕方ないんじゃないかな。くよくよして損するのは自分自身。勝負事には必ず人智の及ばぬ領域が存在する以上、むしろこれを心の糧にすることを考えるべきでは。プロは「努力すれば報われる」なんて甘い世界じゃないからねえ。
 我がヤクルトスワローズだけど、辻内を回避して東海大甲府の村中に。左腕投手として評判高めの選手だったので文句はないけど、あえて抽選に挑むのも手だったのでは。なぜか勝率いいんだし(笑)。面白そうなのは3巡目の川端かな。3巡目じゃ難しいって噂があった選手だからねえ。総合的にはうまく立ち回れたようなので、現時点では良しとしたい。
 他球団で注目は、巨人だなあ。投手ばかり。そりゃあ投手中心の指名したのはココだけじゃないけど、投手しか指名しないってのは…若手野手は余ってるってコトなのかぁ?高卒選手なんてまず即戦力じゃないんだから、少しは野手にも目を向けた方が良かったのでは。相変わらずこの球団は強化方針がよくわからん。
 最近は高卒でいきなり活躍ってのは珍しく、しばらく下で修行を積んでデビューってことが多い。正直言って、「誰を獲ったか」より、「どう育つか」の方が重要になってきてるのでは。そう考えると、誰が獲れただのこうだのと騒ぐのは、ちょっと早い気がするね。球団にとっても選手にとっても、勝負はまだまだこれからでしょ。この点は大卒・社会人と異なるんじゃないかな。
 しかしだなあ。野球はアマ・プロの仲が悪いから、結果としてお互いにとって良くない状況にあると思う。本来なら大胆に再編すべきなんだろうけど、なまじ人気がある競技だけに利害関係複雑で…ドラフトに関しても去年あれだけのことがあったのに、改革した結果がこれかい!ってのはあるわけで。放置しておくと既得権益持ってる連中は「明日は昨日のままがイイ」ってな感じで旧態依然とした体制にしがみつこうとするだけに、このオフにはきちんと話し合うべきではないかと。去年は色んな意味で冷静じゃいられなかっただけに。
 まだシーズンは残っているし、プレーオフに日本シリーズもある。このオフだの来年だのの話をするには早い気がするんだけど、やはりドラフトが絡むとそういう話が出るよね。ま、ここはノー天気に「いい選手獲れたみたいだから、良しとするか」って感想で締めておこう。うん。
[灰色(スポーツ・学問など)]

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