9月20日
2005-09-20


 私のVリーグは終わった…最終戦まで消化して、2勝2敗1分け。星取勘定はともかく、得失点で大幅マイナス。決勝進出の望みは絶たれたと言っていいだろう。
 栗山支部長との戦いは熾烈を極めたが、結果として僅差ながら私の勝利。決勝進出の望みを繋いだ。しかし、最終戦の増山氏との決戦で、「考え得る限り最悪」の負けを喫した。これが痛かった。
 敗因については色々ある。特に作戦面が大きいと思うな。「地中海で伊艦隊は出てこない」という想定を崩された場合についても想定していたけど、練り込みが足らなかったから。「こんな手を使ってくるのは、決勝トーナメントから」という甘い読みがあったのだ。一応裏付けのある読みなんだけど、実際やられちゃったんだから無意味な根拠である。コレは仕方ない。
 このようにあっさり片付けたのは、他にちょっと書きたいことがあるから。増山氏との戦いの最中、何故か「コレは勝てない!」という感覚に取り付かれたのだ。こういう予感は何度も経験してるけど、ちょっと珍しい現象なんだよね。
 この予感に取り付かれたのは、表の初期。まだ優劣定かでない段階だ。もちろん口に出したりしない。油断するような甘い相手じゃない以上、相手を調子づかせるだけだ。悔しいので対戦後も黙っていた。負けたことそのものより、こんな弱気な予感に捕らわれたこと自体が悔しいんだよね。本日語るのは、まあ少しは冷静になったからだ。
 この予感、いわゆる「弱気の虫」とか「負け惜しみ」とは少し違う。いや本質的には同じことなのかもしれないんだけど、私の中では一応区別されてる。無意識のうちに敗因を嗅ぎつけたってことじゃねえかと思うんだけど、実際のところは自分でもよくわからない。年に1回あるかないかって現象なので、ちゃんと自己分析できてないのだ。
 この予感が襲ってくるタイミングは、完全に予測不能である。一応「ある程度真剣に勝負してる時にしか襲ってこない」ってのがあるけど、馬券買っていれば自動的に真剣勝負なので予測の意味がない。競馬場だろうがウインズだろうが、GIウイークだろうが気楽に馬券買っていようが、とにかく襲ってくるときは襲ってくる。ある種不思議な感覚だね。「負け続けてるので勝てる気がしない」っておなじみの感覚(苦笑)とは完全に別なのだ。
 こういう予感に取り付かれたら、本当に何をやっても駄目である。過去に何度も試したから、よーくわかっている。競馬ならば「馬券買わずに逃げ出す」って手が使える(何度も使った)けど、ゲームの公式戦でこれは使えないだろ。まさか「今日はサイの目悪いって確信がある」で試合中止するわけにもいかないだろうし。これは「相手がある勝負」の数少ない欠陥かもしれないね。まあ、「負けるとわかっていて戦う」なんてのは良くある話だし、負けるとわかったからってゲーム自体がつまらないワケじゃない(悔しいのは確かだけど)ので、大きく気にするワケじゃないけど。
 私の場合、ごくごく希ながらこの逆もある。とにかく負ける気がしないって状態だ。こんな時は必ず勝つ…ってわけでもない(苦笑)けど、普段とは何か違うのは確か。私はコレを「神が降ってきた」と表現してる。もっとも、この状態はいいことずくめではない。こんな時はとにかく色んな意味でタガが外れるので、勝ち負けとは別のところで「ヤバいことやらかす」危険度が増すのだ。単に私がアホなだけって話はあるけど。

続きを読む

[赤(ボードゲームの話題)]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット