10月29日
2009-10-30


 菊池君は外したか…でも、社会人左腕を競合ナシで指名できたのは大きいかな。近大の荒木君を3位で指名できたのも大きい。とりあえず現時点では合格点だけど、肝心なのはこれから。オープン戦が始まる頃まで「誰が先発候補なのか」で悩まされそうだ。ふう…
 本日の話題は、「クルマが売れないのはゲームのせいかもしれない」としよう。ちょっと前にトヨタの幹部?がそう発言したらしいので。世間一般じゃ「そんなワケねーだろ!」って反論が渦巻いているので、あえてここでは「私なりの思考に基づき」肯定してみる。色は、迷ったけどコッチで。
 普通に考えたら、最近の若者がクルマを買わないのは、ゲームのせいじゃない。経済状況だとか、ナンパの手段としての地位低下とか、各種交通機関や店舗の整備とか…といったモノの方が大きそうだ。「ゲームのせいにするな」という意見はもっともだ。
 ただ、こういう意見を単に「アホらしい」で片付けるのは、ちょっともったいないと思う。明るいか暗いかはともかく、「クルマの将来」「ゲームの将来」なるものを考えた場合、実は鋭い指摘なのかもしれないからね。アホな発言をやらかした奴の全てではないけど、ごくごく一部は「未来を正確に予見していた」場合もあるのだから。
 クルマ全体の売り上げから考えた場合、ゲームはクルマの売れ行きを左右しない。そもそも用途が違いすぎる。クルマは移動手段であり、ゲーム機はどう頑張っても移動手段ではない。いわゆる「ネット越しの付き合い」が重視される用になった今、相対的に移動手段の地位は低下しているワケだけど、それでもリアルな移動手段の必要性は消えたワケじゃない。それゆえ、「アホらしい」で片付けたところで、大きく間違っているとは思えない。
 ただ…クルマって単なる移動手段なのか?と聞かれれば、多分そうじゃない。従来クルマに対しては、「ステイタスシンボル」とか「ロマン」みたいなモノもセットで語られてきた。考えてみて欲しい。道具としてみた場合、「移動手段」だということは、鉄道もクルマも同じだ。でも、電車にロマンだの何だのを感じる奴は「鉄」として特別な扱いを受ける(少なくとも受けていた)のに対し、クルマについて「ステイタスシンボルとして…」だの、「ロマンが…」だのといったことは、むしろフツーに語られてきた。もちろん、電車はクルマと違って個人所有できない(これは地味に大きいと思う)分、思い入れを投入しにくい。ただ、それを考慮に入れてすら、今まで「大きな差があった」のは事実だ。
 そういった「クルマに対する思い入れ」の1つに、「娯楽としてのクルマ」があったのは間違いない。ドライブに出かけるとか、「峠を攻める」なんてのが代表的だけど、単に「いいクルマを見せびらかす」なんてのも立派な「娯楽」だな。つまりだ。クルマを持つって言うのは、立派な「娯楽」の1つであり、映画・TV・本などと同様、ゲーム機も「ある意味では商売敵」だったと考えることが出来る。
 単なる移動手段として考えた場合、クルマってのは相当贅沢に出来ている。「商用車」と「自家用車」の車種の差を考えて欲しい。「単なる移動手段」なら、車種なんて商用車並みで事足りるはずだ。それをしないのは、色んな意味で「それ以外の付加価値」をつけているから。消費者がソレを欲し、自動車メーカーがそういう要望をかきたてることに成功し続けてきた結果として、今の自動車界があるわけだ。

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[緑(一般的エンタメの話題)]

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