3月3日
2009-03-03


 奇数月は二ヶ月めくりのカレンダーもめくるので、部屋が文字通り一変する。うむうむ。やっぱりカレンダーはいい…つーわけで、本日の話題は連載企画「カレンダー自作プロジェクト」について。
 前回は「とりあえず、ミリタリーカレンダーでいこう」ってトコロで話が終わった。そこで今回は、具体的な絵柄…の前に、基本レイアウトをどーすんのか語ろう。実は、コレが決まらないと、具体的絵柄もへったくれもないので。
 カレンダーのレイアウトなんて、ほぼ決まっている…と思うのは間違い。バリエーションはかなり豊富だ。今までもいくつか紹介してきたと思うけど、今回は「自作する」って観点を交えて改めて語ってみたい。
 まず重要なのは、「めくる単位」かな。カレンダーってのは、考えようによっては「フルカラー写真/イラスト集」でもある。つまり、枚数が増えればそれだけ写真がイラストを用意する必要がある。日めくりだと365枚も用意する必要があるわけだ。同人レベルで何とかなる仕事じゃないでしょ。
 現実的に「同人で作成可能なモノ」となると、月めくり・2月めくり・3月めくり・4月めくり・半年めくり・通年といったデザインが候補となる。それぞれ画像が12枚・6枚・4枚・3枚・2枚・1枚必要なわけだ。これと日付部分のレイアウトを組み合わせ、より具体的な基本デザインを選ぶことになる。
 日付部分のレイアウトなんて、悩まなくて…と思うのは、カネ出してカレンダー買った経験のない人。販売しているカレンダーってのは、「イラスト・写真集」って意味合いがより強化される。そのため、日付部分の実用性を落として目立たなくしてあるモノが多くなる。私の部屋にも「日付は横1段にズラっと並べただけで、日曜だけ目立つようにしてある」ってデザインの品は置いてあるのだ。これは私の好みではないけれど、「日付部分のバリエーションを増やす」ため、常に導入している。
 他に気にする部分として、「綴じ方」がある。無料配布モノにありがちな、一番上を金具で挟んで綴じ、過ぎた月は切り取って捨てるものにするのか、リング状のもので綴じ、切らなくてもめくれるようにするのか、真ん中を平綴じにするのか…などなど、結構バリエーションはあるんだよ。
 あと、比較的答えを出しやすいモノとして、「紙の形とサイズ」がある。A3・B4といった「一般的な形状」のものばかりとは限らないからね。ただ、そういう「特殊な形の紙」は、値段が高い。同人で売ることを考えたら、卓上サイズにでもしない限りコスト面で割高になる。
 「自分で作って売る」って縛りがなければ、この際どんなレイアウトの品でも妄想できる。実を言えば、それはそれで自由度高すぎてむしろ面白くないので、あえて「自分で作って売る」って足かせはめているんだから。それを意識してどんなレイアウトにするかと問われれば、答えは比較的簡単に出る。「2月めくりで上を綴じる」ものしかない。他はちょっと無理がある。
 何故そうなるのかって?一番大事なのは、「イラスト/写真の枚数」だ。私は自前でコレを用意できない。具体的にどんな形になるのかはともかく、外注することになる。その際、「どういう注文なら応じてくれそうなのか」を考える必要があるんだな。

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[紫(ヲタクな話題)]

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