諸般の事情によりフェブラリーS観戦に行けなかったのでオカンムリだったんだけど、サクセスブロッケン勝利はともかく、カジノドライヴ2着というのは…「斬って力一杯買う」予定だっただけに、助かったというか何というか(苦笑)。
本日の話題は、リプレイ解読がやっと進んできた「レッドタイフーン」…ではなく、そのコマンド誌85号で紹介されていた空戦ゲーム「BIRDS OF PRAY」について。紹介記事読んでいるだけで燃えてくるので、そのアツい気持ちを語ろうかと。
ウォーシミュレーションゲーム業界というのは「立派なまでの斜陽産業」ではあるけれど、その中でも「空戦モノ」というのは特に不遇である。なにせPCゲームに押されまくっているからねえ。「エリア88」原作(ちょっと前にやってたアニメは論外)に歓喜した世代としては、少しだけ寂しかったのは事実だね。
何故空戦モノはPCに押されまくったのか?ちょっと考えればわかる。フライトシミュレーター(フライトシム)等と違い、「爽快感」がない。ボードの上をノロノロ動く紙のコマを見て「空戦やっている」って実感を持つのは、一部の想像力豊かなマニアに限定されるだろうからねえ。おまけに大抵ルールが複雑(元々複雑と言われるウォーゲームの中でも、特に複雑)なので、習得するのもタイヘンだし。
でも、ボード空戦ゲームにはボード空戦ゲームなりの「面白さ」はある。これはフライトシムとは別の面白さなんだな。フライトシムのパイロットは「自分」である。それが良い点だってコトは認めるんだけど、私のように反射神経や手先の器用さ等に問題抱えまくった身にしてみれば、「しょせん自分」なのである。ドコをどう考えてもやられ役にしかなれない。
フライトシム系のゲームでも、反射神経や手先の器用さをあまり要求されないゲームもある。同じくコマンド誌85号で紹介されている「HEROS IN THE SKY」ってゲームが、そーゆーモノのようだ。でも、これまた「違う」んだよ。ボタン1発でインメルマンターンができちゃうのは、なんか納得いかない。そーゆーコトが軽々しく出来ちゃうのは、むしろ白けるんだよ。もっとこう、「こうやって機動させるとインメルマンターンになるのか」ってコトを確認しながらプレイしたいんだよ。私の反射神経で追いつくワケないけど。
その点、空戦ゲームは反射神経も手先の器用さも要求されない。じわじわ時間をかけて動かすことにより、「これがバレルロールか!」ってなことを確認しながら飛ばせる。そんでもって、「ホンモノのエースパイロットって、こーゆーコトを一瞬で操作できるからエースなんだな」ってコトを確認できる。更に、やみくもに飛ばして照準器に敵が入ったから撃つ…ってだけじゃなく、「敵機の未来位置予測」とか、「空戦戦術」といったモノ(現実でもレベルの高いパイロットにのみ許された領域)をある程度体現可能だ。
こーゆーコト考える奴は私の他にもいるようで、空戦ゲーム、しかも1機単位で飛ばすルール複雑な奴ってのは、たま〜にポツポツ出る。「BIRDS OF PRAY」もその系統に属するようだ。
このゲーム、紹介を読むだけでシビれる。箱形に組んだ航空機ユニット(自分で工作する必要アリ)を、専用の台に乗せることにより、「機首方向・翼方向30度ずつ」傾けて配置でき、姿勢・形状・エンジン出力(言い忘れたがジェットエンジンオンリー)などから実際の移動力を求め…ってなゲームらしい。コマンド誌のアオリ文句に「エアウォーが簡単に見えるようなシステム」とある。
セコメントをする