6月21日
2008-06-22


 問題はむしろ「単発ならともかく、継続できるのか」だと思うけど、これは現段階で気にする問題ではない。仮に私に継続する意志があっても、ツマランと判断されたらそれまで。まずはとにかく1度掲載され、出来と評判を編集側がどう考えるか次第だ。まだ「私が商業誌に原稿書いてイイのかぁ?」ってことを検討してる段階で悩んだって意味がない。
 とまあ、色々考えてゆくと「後は原稿書くだけ」ってなりそうな…まあ、実はソレが一番難しいんだけどね。好き勝手に書いて投稿して採用された…なんて、どこの天才作家の話だよ。せめて分量の目安ぐらい欲しいし、できれば編集側の助言とやらも欲しい。やみくもに突っ走ってなんとかなるようなモノじゃないでしょが。
 実は、この手の「ためらい」はデッカイのではないか。雑誌側にしてみれば「投稿原稿大歓迎」なのかもしれないけれど、現段階で投稿規定が決まっているわけでもない。マンガだの文芸雑誌だのの場合「新人賞」みたいなものを設けて新人を募集しているけど、ゲーム雑誌のライターなんてこういうモノがあるわけではない。ある意味ゲームデザインよりハードルが高くなっている。過去あるいは他の分野で一定の実績がある人間を除けば、実はやたら門戸が狭いんでないかい?
 ゲーム業界全体を考えた場合、求められているのはライターよりゲームデザイナーだ。それはわかる。だから、デザイン規定はあっても新人ライター募集規定が充実してないのも当然。とはいえ、いきなりゲームデザインってのがハードル高いことも確か。こういう「デザイナーよりは価値の低い人間」の育成に目が向いていないことが、実はゲーム界の問題なのかも。とはいえ、層が薄いこの業界では解決不能なのかも知れないけど。
 そこでってわけではないけど、私なりに「商業誌に原稿が掲載されるまで(成功したらだけど)」を、この場でちょろちょろ不定期連載として書き綴っていこうかと。何もかも書けるワケじゃないだろうけど、「編集側はどんな記事を欲しがっているのか」「新人発掘意欲はどの程度なのか」「そのためにどんな手を打つ余地があるのか」ってことは、むしろ発表の場が欲しいぐらいじゃないかと。こうすれば、私だけがどうこうってだけじゃなく、後に続く方(いると信じたい…)の参考になる。ついでに、ここのネタにもなる。
 なお、面識のあるライターの方に連絡を取り、「何でオレがこんなプレッシャーかけられなきゃ…」って愚痴りつつ(笑)、色々相談に乗ってもらう予定を立てています。こーゆーコトが出来る辺り、私のいる環境はちょっと恵まれているね。だったら最大限利用しないと。
 最後に、業務連絡を1つ。実は私、向こうが請求してこないのを良いことに、「商業誌に掲載される必要があるモノ」の執筆をサボっていたりします。私が人選して能力値を決めた「サンセット版戦国大名追加武将キット」の武将解説だ。ドコをどう考えても「プランサンセット」に掲載する価値があると思うんだけど、何も言ってこないからサボっていたんだな…すいませんすいません。これは近日中に仕上げます。次号に間に合わないのは確実ですけど、その次辺りに発表してもらえればと…

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[赤(ボードゲームの話題)]

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