いやはや。何だか更新意欲が湧かなかった。いけませんねえ。ま、なるべく休まないようにしてゆくつもりなので、見捨てないでね。
本日の話題は、昨年末に出た「宇宙戦艦ヤマト」版権に関する判決について。なんか…正直ワケわかんないんですけど。正直私も混乱してるので、とてーも歯切れが悪くなりそう。寝かせておくことも考えたんだけど…
この判決で重要なことは、「今まで版権を持ってると思われていた会社が、そんなもの持ってねえってことで敗訴した」ってことに尽きる。はあ。そうですか。これ自体も大問題だけど、「じゃあヤマトの版権はドコに!」って問題が…
版権を含む「知的財産権」絡みの判決ってのは、実にワケがわからん。事実関係が複雑な上、知ってる奴なら一言で説明可能なモノをゴチャゴチャ言葉で解説してる(大抵の裁判官はそんなもの知らないからねえ)ので、何が何だかよくわからない。ココは是非ヲタク向けのちゃんとした解説が欲しいトコロなんだけど…
しかもだ。この裁判、判決全文が膨大である。私は諸般の事情により判決全文に目を通すことが少なくないんだけど、A4にして179頁ってのはかなりな量だぞ。こんなものどーしろと。さすがの私も全部目を通してはいない。つーか、そんなヒマあるか。ただでさえ法律のことは詳しくないってのに…ブツブツ。
裁判の図式は、「宇宙戦艦ヤマト」の版権を持ってると思われていた会社が、パチンコメーカーを訴えたモノである。こう書けば、何が対象になったのかは何となくわかるでしょ。それはいいんだけど、判決を読むと、どうも「原告は版権なんて持ってないし、仮に持っていたとしてもアレは版権に抵触するモノじゃねえ」ってことらしい。何でそう判断したのかについては…イスカンダルへの旅に匹敵する、判決全文の解読をやらないとわからない。
「宇宙戦艦ヤマト」の版権問題は、その昔から問題となっていた。裁判になるのはコレが最初じゃない。ゴチャゴチャしてるのは仕方ないとしても、さすがに今の版元だと信じてきたところが「版元なんかじゃねえ」と否定されるとはねえ。しかも去年末になって。
この判決、とりあえずヲタク業界には一定の衝撃があるモノと推定される。「宇宙戦艦ヤマト」ってのは、今でも人気のアイテムだからねえ。その版権がどこにあるのかよくわからんって状態になると、困るところも出てくるのでは?年末のコミケについてはとりあえず「何も起きなかった」ようだけど…
ただまあ、ひょっとすると2月のワンダーフェスティバル(通称ワンフェス)には影響が出るかも。このイベントは同人・企業を含めた「プラモデル・ガレージキット」のためのものなんだけど、「この日だけ使ってイイ」版権(1日版権)をチャンと管理している。「宇宙戦艦ヤマト」のキットを作っって売ろうと版権取ったはずなのに、「あそこは版権持ってないから」ってなったら…どーなるんだろね。
さらに言えば、今年は「ヤマト関連の巨大なプラモデルが発売されるか?」ってな噂があった。噂どころか、確実視されてたはず。去年「戦艦大和」がウケた流れがコッチに受け継がれるって話はあったからねえ。なのに、版権問題がグラついたんじゃ…どーなるんでしょーか。そりゃあ私は今更「1/144宇宙戦艦ヤマト」なんて買わないけどさあ…アンドロメダならちょっと考えそうだけど…
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