12月7日
2006-12-08


 本日も競馬絡みでビッグニュースが2つほど飛び込んできたんだけど、詳細は後日ってコトで。両方とも急いでネタにするには、もったいない。
 本日のネタは、役に立つのかどうか全くわからない「ワザ」の紹介を。役に立ちそうに思えるんだけど、実は案外具体的な用途がないんだよね。まあ、皆様の方で色々工夫してみてください。
 口述筆記にチャレンジしたことある人はいるかな?要は「しゃべってる内容を文字に書き写す」ことだ。ダイレクトにとなると速記を覚える必要があるけど、何らかの方法で録音したものなら、何とかなるのでは…と考えたことのある奴は、いるんじゃないかなあ。
 ただまあ、世の中そんなに甘くない。やってみるとわかるけど、まずうまくいかない。不可能ではないんだけど、ベラボーに時間がかかる。ド素人ではまず実用にならない。まあ、普通に考えればそうなる。私だってそんな技量はない。
しかし、先日めでたく?その仕事が降ってきた。だからどーしよーもないって言ってるのにぃ…と言える立場じゃないんだな。だって、「私がやるか、法科大学院の教授(どう考えても偉い)御自らやるか」の二択なんだもの。そんなこと言われちゃ、やるしかないでしょ。
 コトの始まりは、かなりムシのいいトコロから始まる。「PCの音声認識ソフト使って、授業映像の発言を文字データに変換できないかなあ」って要望があったのだ。何で「どーゆーものか知りたいから、テストして」って話が来たのかと思ったら…
 私もこの手の音声認識ソフトは良く知らなかったので、とりあえず職場に導入していじってみた。その結果出た結論は、「このソフトは、そーゆー用途には使えない」である。まず、このソフトは使う奴の声を「登録」する必要がある。ソフトにあらかじめ決められた文章を読み聞かせてやらないと、全く使えない。さらに、複数人物による入力には対応していない。純粋に「キーボードの替わりに口を使え」ってソフトである。
 人間のガキでも「他人が何を言ってるのか」理解できるのに、何でPCは駄目なのか?それは、人間の頭脳が優秀だから。当たり前だけど。PCが優秀に見えるのは、PCの得意分野で勝負してるからに過ぎない。それに、CPUの計算能力がどんなに優れていようとも、プログラム作るのはしょせん人間。こういう分野で「人間並み」の能力期待するのは、明らかに間違いだ。
 音声認識ソフトは、正直言ってさほど使えるソフトじゃない。認識率は決して低くないけど、それでも手慣れたキーボードに比べたら…それに、文章を考えながら入力する場合、入力が速くてもあまり意味はない。思考の方が追いつかないから。一番向いている用途は、実は「本を読んで、テキストデータに変換する」だったりする。とはいえ、これも「コピー取ってスキャナにかけて、OCRかける」って作業には負けると思うね。無価値とは言わないけど、印象よりは使い道がないと思う。
 それでも、念のため試験的に元データを強引に音声データに変換し、認識させてみたところ…まるで駄目。マトモに入力できてる場所の方が少ないので、事実上「キーボードの上を猫が歩いた」のと変わらない。ムシのいい野望は、見事なまでに潰え去った。
 私事なら、「ソフト無駄になったかなあ」で終わり。だけど、業務なんだから諦めるわけにはいかない。とはいえ、口述筆記なんて…しかも元データ、2時間近くあるんですけど。その全部をテキストデータにする必要はない(ガヤしか入ってない時間とかあるし)んだけど、ド素人には「膨大な量」である。

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[茶色(PC・webなどの話題]

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