1月7日
2010-01-07


 毎年恒例、昨年のJRA賞が発表された。今年は少しばかり文句があるので、あえて愚痴ってみようかと。なお、諸般の事情により知らない人置き去りです。
 JRA賞は、競馬記者などの「有識者」による投票で決まる。ただ…「ドコ見てやがる」と言いたい票が結構多いんだよな。一応は責任ある立場の投票なんだから、もう少し考えて欲しいんだけど…もっとも、コレはJRAだけの問題じゃないと思われるので、具体的にどーするのかは難しいところだけど。
 今年の結果に関しては、特別異論はない。強いて言うなら最優秀3歳牡馬はアレでいいのか?だけど、じゃあダービー馬の他に何を選ぶのかと言われたら…私も消極的にこの馬にしたと思うな。「該当なし」が結構多かったのもわかる。
 ここからは、「納得のいかなかった少数票」を語ろう。まず最優秀2歳牡馬のヴィクトワールピサ(2票)。いや、いい馬だとは思う。私のPO馬だし。でも私は「将来性じゃなく、去年のパフォーマンスだけで評価するべきだ」って主張の持ち主だからねえ。1回負けていること自体はともかく、その相手がよりによってローズキングダムなんですよ?2009年はどー考えたってローズキングダムの勝ち。それは認めるべきだ。まあ、デカい所で今年リベンジする予定だけどな!
 最優秀3歳牡馬。フォゲッタブルってのは…有馬記念4着(3歳牡馬では最先着)だからか?これはやはり「来年への期待を掛けて」票ではないかと。そーゆーのは邪道だと思うんだけどなあ。
 最優秀ダートホース。ヴァーミリアンって…去年1年を通して考えた場合、さほどいいトコロ無かったと思うんだけど。過去の実績などと比較して、ヴァーミリアンにとって「不本意な」年だと思う。そんな馬に入れるのはどうかと。まだサクセスブロッケンやカネヒキリの方が納得できる。
 最優秀障害馬。「該当なし」10票って…まさか「障害はわからん」って票じゃあるまいな。そう疑われても仕方ないと思っているんですけど。
 とまあ、ココまでは「細かいケチ」をつけてきたわけだけど、「う〜ん…」とアタマを抱えてしまった「少数票」がある部門がある。最優秀短距離馬だ。これは…長年問題だって言われているんだから、どうにかして欲しいんだけどなあ。
 何が問題なのか?この部門で受賞したのは、短距離GTを2勝したローレルゲレイロ。文句なしの成績…と言いたいところだけど、問題は少数票だ。カンパニーとウォッカに少数票が入っている。そんでもって、カンパニーは特別賞、ウォッカに至っては年度代表馬なのだ…「馬の格」で言えば、ローレルゲレイロに劣らないことになる。
 馬の格は勝っていても、短距離での実績に限れば…と言いたいところだけど、去年ウォッカが勝ったGTのうち、2つはマイルだ。思いっきりこの部門に該当する。カンパニーもマイルCSを勝ち、毎日王冠も勝っている。毎日王冠は短距離か?と言われるとビミョーだけど、それは「中距離」って表現を使える場合の話であり、「短距離」と「それ以外」に分割して考えるのなら、短距離に属するって主張も成立すると思う。この時にウォッカに先着しているからなあ…
 問題点がドコにあるのかは、ハッキリしている。距離別の競争体系が整備された今となっては、「最優秀短距離馬」ってくくりは色々オカシイのだ。私が競馬を覚えた頃から実情に合わなくなってきているのに、未だ修正してない。そのため、こういう「よく考えるとちょっとヘン」な事態が発生するのだ。

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[青(競馬の話題)]

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