ディープインパクトの三冠は決まった…昨日この馬が勝ったからではない。本番で逆転を期待できる候補がいないことが判明したからだ。私が思うに、シックスセンスやローゼンクロイツでは逆転は難しいと思う。こいつらが2着3着じゃあねえ。
こういう思いは私だけのモノじゃないようだ。ストーミーカフェだのマチカネキララだのがやけに人気になっていたのは、単勝党が「未知の魅力」を優先したからだと思われる。本番での逆転に賭けたのか、前哨戦なら何とかなると読んだのかは別として。競馬には配当ってものがある関係上、あんまり人気になるのも考えものだからねえ。このままでは単勝配当元返しって恐怖まである。
ディープインパクトに関する限り、正直菊花賞は「勝って当然」だと思われる。そりゃあ馬券は買うけど、あんまり突っ込みたくないなあ。こいつ地味に「意味不明な馬をヒモに連れて来る」傾向があるので、配当の割に手広く買わないと当たらないような気が…本質的に単勝党の私にとって、ちょっと買いにくい。むしろその後のJC・有馬記念(どっちかは出走するだろ)でどう買うか見極めるのが主目的になりそうだ。
というわけで、私の関心は今週末。サイレントウイットネス様が再来日してくれたからねえ。今回の目標はスプリンターズS。安田記念と同程度に走れば、距離適性から見ていただいたも同然。安田記念で「貸した」金を返してもらうチャンスである!遠征の不利・休み明けって悪条件を考えれば、本来「楽勝」とは言えない。けど、そこで泣きを入れないのが名馬ってモノでしょ。信じてます。
相手は極めて悩ましい。同じく香港から来日したケープオブグットホープは、去年このレースの3着馬で、今期グローバルスプリントチャレンジ優勝が決定してる馬。フツーに考えるならかなりの大物である。地元ならともかく、遠征先ならサイレントウイットネス様逆転があるってか。迎え撃つ日本馬もデュランダル・アドマイヤマックス・カルストンライトオなどかなりの好メンバー。「地元の意地」を考えれば、簡単には負けられないだろう。
何がいけないのかはともかく、最近日本には大物外国馬が出走してくれない。欧州だの米国だのに負けるのはともかく、はっきり言って香港にすら劣るような。これで「国際的地位向上を目指す」とは片腹痛い。しかし、このスプリンターズSに関しては話が別。香港馬2頭だけで「世界のトップクラス」だからなあ。JC・JCDに来日する外国馬のスケールが、この2頭に勝るとはとても思えない…スプリント戦限定なら、今年世界で一番面白いレースじゃなかろーか。いやマジに。
ディープインパクトの三冠チャレンジは私も楽しみだけど、そういう「わかりやすい」レースばかりじゃなく、今週のスプリンターズSみたいなレースも注目してもらいたいね。その昔と違って今はインターネット時代。外国馬=ワケわからん、って図式は古いでしょ。こういうレースをきちんと評価できてこそ、真の意味での国際化だと思う。いやあ、早くも週末が楽しみだ。
最後に余談。どこぞの雑誌でディープインパクトの三冠を「サードインパクト」などとヌカしていた。てことはそれを阻止せんとする他の馬、アドマイヤジャパンとかシックスセンスなんかはネルフ(「エヴァンゲリオン」参照)の一員ってことか…頼りないのも当然って気がしてきた(笑)。結局あいつらサードインパクト阻止に失敗してるんだよな…
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